被爆者ら「軍縮起点の地」訪問

【レイキャビク共同】広島や長崎の被爆者らが21日、1986年に米ソ首脳会談が行われ、核軍縮の出発点となったアイスランドの首都レイキャビクの施設を訪れた。地元関係者らと被爆体験などを話し合い、核兵器廃絶への強い思いを共有。ノーベル平和賞を受賞した核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)も参加した。
首脳会談は86年10月、レイキャビク市内の「ホフディハウス」で開かれた。当時のレーガン米大統領とゴルバチョフ・ソ連共産党書記長が核兵器全廃の合意寸前まで至り、核軍縮に向けた潮流が形成された。
今回の訪問は非政府組織(NGO)のピースボートが戦後80年を記念して企画した。
(共同)