イラン核施設、重大損害か

 米国の攻撃後、穴が確認できるイラン中部フォルドゥの衛星写真=22日(MAXAR TECHNOLOGIES提供、ロイター=共同)
 米国の攻撃後、穴が確認できるイラン中部フォルドゥの衛星写真=22日(MAXAR TECHNOLOGIES提供、ロイター=共同)


【ウィーン共同】国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は23日の特別理事会での報告で、米軍が空爆したイラン中部フォルドゥのウラン濃縮施設について「非常に重大な損害が発生したと推察される」と述べた。使用された大型の特殊貫通弾(バンカーバスター)の威力と、濃縮に用いられる遠心分離機の振動に敏感な性質を考慮したと説明した。
IAEAによると、フォルドゥでは、核兵器級の90%に近づく濃縮度60%のウランを製造していた。グロッシ氏によると、フォルドゥを含む米軍が攻撃した三つの核施設の外部で、放射線量の上昇の報告はない。
(共同)

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