自民幹部、中国構造物視察

自民党の小野寺五典政調会長らは29日、東シナ海の日中中間線の中国側海域で中国が設置した資源開発のためとみられる構造物を上空から視察した。党ホームページで発表した。小野寺氏は公開した動画で「日本の資源が中国に利用されないようしっかり監視していく」と強調した。
これまで確認された20基全ての構造物を視察。6月に発生した中国軍戦闘機による海上自衛隊哨戒機への接近事案に関しても隊員から状況を聞き取った。
日中両政府は2008年にガス田の共同開発で合意したが、中国はこれまで中間線の中国側海域で複数の掘削施設を建造。日本政府は今月にも構造物1基の設置に向けた動きを確認し、中国側に抗議したと発表した。
(共同)