米軍機墜落66年で慰霊祭、沖縄

米軍統治下だった1959年、沖縄県石川市(現うるま市)の宮森小に米軍嘉手納基地のジェット戦闘機が墜落、炎上し、児童や周辺の住民ら200人超が死傷した事故から66年となった30日、同小で慰霊祭が開かれた。参列者らは校庭の慰霊碑に献花して「こんな事故は二度と起きないでほしい」と願った。
事故当時、祖母が窓から飛び降りて逃げたという同小6年大城叶空さん(11)は「話を聞いて悲しい気持ちになった。亡くなった方には天国から見守っていてほしい」と話した。
母を亡くした伊波秀子さん(88)は「こんな事故は本当になくしてほしい。戦闘機が飛んでいるのを見るとワジワジーする(腹が立つ)」と訴えた。
(共同)