浴衣姿の舞妓ら芸上達祈願、京都

京都・祇園の芸妓と舞妓が、そろいの浴衣姿で芸の上達や無病息災を祈願する「お千度」が3日、京都市東山区の八坂神社で行われた。
京舞井上流の門下生でつくる「みやび会」の舞妓ら約70人が参加。「おはようさんどす」とあいさつを交わし、本殿の周囲を回って手を合わせた。浴衣は毎年新調し、今年は白地にトンボの柄をあしらった。
京舞井上流五世家元で人間国宝の井上八千代さんは「そろいの浴衣で、心を一つにした。皆が元気に稽古に向かえますようにと祈りました」と話した。
みやび会が、祇園祭の熱気が徐々に高まるこの時期に行っている恒例行事。
(共同)