中国「ロシアの敗北見たくない」

【北京共同】香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト電子版は4日、中国の王毅外相が欧州連合(EU)のカラス外交安全保障上級代表との2日の会談で、ウクライナに侵攻したロシアの「敗北は見たくない」と発言したと報じた。複数の消息筋の話としている。
王氏はカラス氏に、トランプ米政権の関心がウクライナ問題から中国に向かうのを懸念しているとの見方を伝えた。EU側は王氏の率直な意見に驚かされたという。
王氏とカラス氏は2日、ブリュッセルで戦略対話を開催。同紙によると、王氏は中国が軍事や財政面でロシアを支援しているとの批判に「仮にそうしていれば、戦争はだいぶ前に終わっていた」と反論した。
(共同)