山梨学院大寮で部員飛び降り骨折

山梨学院大(甲府市)レスリング部の10代の男子部員が、クッキーを食べた後、寮の2階から飛び降り骨折していたことが7日、大学側への取材で分かった。大学側は「調査の結果、大麻成分カンナビノイドが含まれていたが、違法成分はなかった」とした。捜査関係者によると、県警の調べでも違法成分は検出されなかった。県警は転落の経緯を調べる。
運営する学校法人によると、部員3人が大手通販サイトでリラックス効果をうたうクッキーを購入し、5月上旬にうち1人と別の部員の計2人が食べた。1人がその後、2階から飛び降り、頭の骨のひびや手首の骨折などのけがをし、救急搬送された。買った他2人は食べずに捨てたという。
大学側の調査の過程で、同部の10代の複数部員が飲酒していたことも発覚。人数や時期は明らかにしなかった。
クッキーに関わった4人は公式戦出場自粛、飲酒した複数部員は活動自粛の処分を受けた。6月には部員全員が大学主催の薬物乱用防止講座に出席した。
山梨学院大レスリング部は近年の五輪メダリストを輩出する強豪。
(共同)