法相、排外主義に懸念

鈴木馨祐法相は8日の閣議後記者会見で、参院選の街頭演説で一部の政党が外国人差別につながる主張を展開していることについて問われ、「外国人との秩序ある共生社会が重要で、排外主義になってはならない」と述べた。その上で「ルールを守らない外国人を速やかに退去させる対応策を実施している」とした。
やむを得ない事情で不法滞在となっている人も、刑法犯も一括して「ルールを守らない外国人」と発信することに問題がないかと問われ、「政府の発信によって誤解が招かれている状況ではないと考えている」と話した。
(共同)