比例票底上げへ、著名人次々擁立

 街頭で支持を訴える参院選の候補者
 街頭で支持を訴える参院選の候補者


各党が参院選で改選数50の比例代表にダンサーや格闘家、弁護士などの著名人を続々と擁立した。比例では候補者名と政党名のどちらでも投票できるため、知名度を生かし票の底上げにつなげる狙いだ。各候補者は人気だけでなく、政治家としての資質や政策理念も問われる。
自民党はプロダンサーの中田フィッシュ氏や、経済評論家の岸博幸氏を立てた。派閥裏金事件が尾を引く中、イメージアップを図る意図もありそうだ。
立憲民主党は元参院議員の蓮舫氏を擁立。都知事選に落選したが、抜群の知名度を誇る。
日本維新の会から格闘家の久保優太氏や、拓殖大元客員教授の石平氏が立候補。国民民主党は格闘家として活躍した元参院議員の須藤元気氏を公認した。
れいわ新選組は漫画家の池沢理美氏、「特定枠」に東京外国語大名誉教授の伊勢崎賢治氏を立てた。参政党ではラグビー解説者の後藤翔太氏が名乗りを上げた。
政党要件維持に必要な「得票率2%」が焦点の社民党はタレントのラサール石井氏を擁立。日本保守党はテレビ出演で知られる弁護士の北村晴男氏を届け出た。
(共同)

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