震災がれき撤去、7年ぶり海開き

東日本大震災のがれきが海中に見つかり、2018年以来閉鎖されていた岩手県大船渡市三陸町吉浜の「吉浜海水浴場」で12日、海開きが行われた。県と市は地元住民の協力も得てがれき撤去や砂浜の整備を続け、区域を限定して再開にこぎ着けた。遊泳可能な期間は8月17日まで。
地元住民や家族連れが訪れ、子どもたちが波打ち際で足を浸して歓声を上げた。砂浜に埋めたカプセルを探す催しもあり、同県奥州市から両親と訪れた佐藤朝仁ちゃん(5)は「宝探しが楽しかった。また来たい」と笑顔だった。
震災前は1万人超の海水浴客が訪れる人気スポットだったが、津波で防潮堤が壊れ砂浜や海中にがれきが流れ込むなどして閉鎖された。
(共同)