特攻隊遺族「平和考えて」



慶応大在学中に学徒出陣し、22歳で特攻戦死した上原良司と、戦没した兄2人の遺品を展示する企画展が慶応大三田キャンパス(東京都港区)で開かれている。12日に特別座談会があり、3兄弟の妹登志江さん(95)=千葉県松戸市=が「戦争だけは絶対にやめてほしい。若い人たちも平和を考え、あの当時の日本のようにならないよう努力して」と呼びかけた。
長野県安曇野市(旧有明村)に暮らす一家の三男だった良司は1945年5月に戦死した。出撃前夜に書いた「所感」と題した遺書に「明日は自由主義者が一人この世から去って行きます」と記したことで知られる。
企画展では3人の遺書の実物などを展示。8月30日まで。
(共同)

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