【独自】性的撮影被害「あった」13%



アスリートが性的意図を持って隠し撮りされ、画像が拡散されることが社会問題となる中、日本陸上競技連盟が、小中高校などのコーチ555人に被害実態などを調べた結果、13・5%(75人)が「チームが競技会で被害に遭った」と回答したことが12日、分かった。練習などでも3・2%(18人)が「ある」と答え、警察に相談するケースもあった。SNSに投稿された画像がアダルトサイトに転用されたとの訴えもあり、被害の深刻さが改めて浮き彫りとなった。
日本陸連が2024年3月、小中高校の部活動やクラブチーム、大学、実業団で指導する公認コーチ約6300人に調査票を送り、555人から回答を得た。大半は小中高生の指導者だった。
「被害に遭った」と申告した75人から寄せられた具体的な事例は「ゴール後の様子をズームで動画撮影され、販売された」「移動する際に背後につけられ、臀部を撮影」など。
被害後の対応は「主催者に報告・相談」(34人)、「警察に対応を依頼」(13人)、「直接自身で、その場で対応」(10人)だった。
(共同)

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