トランプ氏、対ロシア制裁関税も

 14日、ホワイトハウスで会談するトランプ米大統領(右)とNATOのルッテ事務総長(AP=共同)
 14日、ホワイトハウスで会談するトランプ米大統領(右)とNATOのルッテ事務総長(AP=共同)


【ワシントン、キーウ共同】トランプ米大統領は13日、ウクライナに防空システム「パトリオット」を追加供与すると明言した。14日、北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長と会談し、ロシアが50日以内にウクライナとの停戦合意に応じない場合、厳しい制裁関税を課す考えを示した。ウクライナに新たに兵器を供与する合意が成立したとも表明。NATOが費用を負担し、ウクライナに送られると説明した。
ルッテ氏は「装備を迅速にウクライナに移送する。これが第1陣で、追加の供与もある」と述べた。
供与する兵器には攻撃用兵器が含まれる見込みとされ、トランプ政権が対ロシア融和から圧力強化路線に転換したとの見方が出ている。
トランプ氏はウクライナ和平の仲介に取り組むが、停戦交渉は停滞している。対ロ圧力強化で膠着状態の打開を狙っている可能性がある。
トランプ氏は13日、記者団に「ロシアのプーチン大統領は美しい言葉を口にした後、夜には爆弾を落とす。気に入らない」と述べた。
(共同)

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