国交省、JR北に立ち入り監査

国土交通省北海道運輸局は16日、安全管理上の問題が相次いでいるJR北海道に立ち入り監査を行った。18日まで。監査は8月下旬からの予定だったが、下請け会社の作業員が線路に放置した工具が貨物列車と接触するなど、安全管理が疑われる事案が続き、中野洋昌国交相が今月1日、前倒しを発表していた。
午前10時ごろ、国交省鉄道局と北海道運輸局の監査員らが札幌市のJR北海道本社に入った。
JR北海道では昨秋から問題が頻発し、国に改善案を示した4月以降も続いたため、国交省が全国初の「強化型保安監査体制」を適用した。安全対策の確認や指導を2年間重点的に行うもので、今回の監査もその一環。
(共同)