処理水海洋放出を一時停止

東京電力は21日、福島第1原発が立地する福島県大熊町と双葉町で竜巻注意情報が発表されたことを受け、処理水の海洋放出を手動で一時停止した。地震や津波など自然現象への対応手順に基づく措置。14日から通算13回目の放出を開始していた。
東電によると21日午後7時5分ごろ、竜巻注意情報の発生確度2が発令されたため放出を停止し、原発構内の全作業員は屋内へ避難した。
2023年8月に処理水の海洋放出を開始して以降、途中の停止は3回目。昨年3月に福島県で震度5弱を観測した際も停止した。同様の措置は津波注意報や高潮警報も該当する。
(共同)