鹿児島県十島村、帰島希望集約へ

鹿児島県十島村は22日、地震が相次ぐトカラ列島・悪石島と小宝島から避難した住民の帰島希望の集約を始めた。震度4以上が5日間発生しなかった場合に集約を開始する方針になっており、21日に条件を満たしていた。25日以降に鹿児島市を出発する村営フェリーで島に戻る見通し。これまでに計70人以上が両島から逃れたが、一部は自主的な判断で既に帰島している。
一方、村は、両島の全世帯を対象に給付金の支給を検討していると発表した。一般財源などを利用する方針で、支給額や時期を今後調整する。県などが8月上旬に分配を予定する義援金と併せ、経済的支援を図る。村によると、両島の世帯数は計約80という。
(共同)