百日ぜき患者、累計4万8千人に

国立健康危機管理研究機構は22日、全国の医療機関から7〜13日の1週間に報告された、激しいせきが続く「百日ぜき」の患者数が、速報値で3682人だったと明らかにした。前週より104人多く、現在の集計法となった2018年以降での最多を4週連続で更新した。
今年の累計患者数は4万8073人。年間4千人余りだった24年と比べ、既に12倍近くとなっている。患者は10代以下の子どもが中心という。
「百日ぜき菌」が原因の感染症で風邪症状から始まり、徐々にせきが激しくなるのが特徴。飛沫や患者との接触で感染する。乳児はけいれんや呼吸停止といった症状が出て、肺炎や脳症で死亡することもある。
(共同)