イスラエル、ガザ攻撃続行

 27日、ガザ北部で上空から投下される支援物資(AP=共同)
 27日、ガザ北部で上空から投下される支援物資(AP=共同)


【エルサレム、ワシントン共同】イスラエル軍は27日、パレスチナ自治区ガザへの攻撃を続行し、少なくとも63人が死亡した。中東の衛星テレビ、アルジャジーラが伝えた。イスラエル軍はこの日、北部ガザ市など3地域で時限的に戦闘を休止。エジプトからガザに支援物資が搬入され、物資の空中投下も行われた。だが3地域以外では攻撃が続いた。限定的な戦闘休止で、飢餓が広がる深刻な人道危機が改善されるかどうかは不透明だ。
世界保健機関(WHO)は27日、ガザで今年、栄養失調により死亡した74人のうち、63人が7月に確認されたとして餓死者の急増を警告した。
イスラエルは高まる国際的な批判を受け、限定的な戦闘休止を発表。ただ、ネタニヤフ首相は27日、戦闘を続ける考えを改めて表明した。パレスチナ通信はガザ市で攻撃があり、1人が死亡したと伝えた。
トランプ米大統領は27日、訪問先の英スコットランドで、ガザへの人道支援を追加実施すると記者団に語った。
(共同)

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