塩素系ガス漏れ、配管亀裂か

福岡県大牟田市の三井化学大牟田工場で27日に塩素系のガスが漏れた問題で、同市は28日、取材に対し、プラントで使用したガスを再利用するための施設の配管に亀裂が入った可能性があるとの説明を工場側から受けたと明らかにした。三井化学は同日夜に工場で記者会見を開く見通し。
大牟田市の担当者は県警や消防などと工場内に立ち入った。市消防本部はガス漏れにより、自ら病院を訪れた人も含め70人近くが受診したことを明らかにした。息苦しいなどの症状を訴えたが、重症者はいないという。
三井化学によると、27日午後5時半ごろ、ウレタン原料を生産するプラントでガスの検知器が鳴った。
(共同)