腰と両手に刃物、顔にはお面か

飲食店や金融機関が立ち並ぶ水戸市の中心部で28日午後、襲われるなどした6人がけがをした。大量に出血した被害者はその場で手当てを受け、直後にパトカーや救急車が次々と到着。現場は一時騒然となり、付近住民は「怖い」と声を震わせた。
容疑者とみられる男が取り押さえられる場面を目撃したという男性は「被害者の方の出血がすごすぎて…」と驚いた様子で話した。男性によると、男は腰と両手に少なくとも3本の刃物を持ち、顔にはお面のようなものを着けていた。現場からは4本の刃物が押収されている。
8月2、3日には近くで「水戸黄門まつり」が開催される予定だ。現場近くに住む30代男性は「祭りの日は人出が多くなる。同じようなことがあったらと思うとぞっとする」と眉をひそめた。
現場近くの保育園に勤める女性は「普段は治安の良い場所なので、びっくりした」と不安そうに話した。園児たちは既に帰宅した後だったが「29日以降も安全に子どもを受け入れたい」とした。
(共同)