関門トンネル有料20年延長

政府は29日、本州と九州を結ぶ関門トンネルの車両通行料金の徴収期限を2045年まで20年延長すると決めた。開通から60年以上が経過して、老朽化した部分の大規模修繕や維持管理にかかる費用確保が必要と判断した。
関門トンネルは1958年に開通した。普通車の通行料は160円。政府は05年の道路公団民営化に伴う経過措置として、徴収期限を今年9月30日としていた。
管理する西日本高速道路が設置した有識者検討会は今年4月「利用者負担を継続し、設備更新などで長期的に安全性を確保する必要がある」との報告をまとめた。
(共同)