高裁判事にトランプ氏の忠臣

 エミル・ボーベイ氏=6月25日、ワシントン(ゲッティ=共同)
 エミル・ボーベイ氏=6月25日、ワシントン(ゲッティ=共同)


【ワシントン共同】米上院本会議は29日、東部ペンシルベニア州フィラデルフィアの連邦高裁判事にエミル・ボーベイ氏を充てる人事案を賛成多数で承認した。トランプ大統領の弁護士を務めた忠臣で、現在は司法省高官。裁判所の命令を無視するよう部下に指示した疑惑も浮上する。トランプ氏による司法の私物化が進むとの懸念が広がっている。
トランプ氏は、不法移民の強制送還などに対し、差し止め命令を出し妨げているとして地裁判事らを敵視。司法の要職ポストに自身に忠実な人物を充てる人事を進める。
採決結果は賛成50、反対49の僅差で、与党共和党議員2人も反対票を投じた。
(共同)

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