寺地が2団体王座から陥落

ボクシングのトリプル世界戦は30日、横浜BUNTAIで行われ、世界ボクシング評議会(WBC)、世界ボクシング協会(WBA)フライ級王者の寺地拳四朗(BMB)はWBC同級2位、WBA同級3位のリカルド・サンドバル(米国)に1―2の判定で敗れ、2団体王座から陥落した。
33歳の寺地は5回にダウンを取ったものの反撃をしのげず25勝(16KO)2敗。新王者のサンドバルは27勝(18KO)2敗。
WBAライトフライ級は世界初挑戦の同級1位、高見亨介(帝拳)が王者のエリック・ロサ(ドミニカ共和国)に10回TKO勝ちし、王座を獲得した。
WBAバンタム級では3戦連続世界挑戦で同級2位の比嘉大吾(志成)がチャンピオンのアントニオ・バルガス(米国)と互いにダウンを奪い合って引き分けた。29歳の比嘉はフライ級の世界王座を失った2018年4月以来、国内最長ブランクとなる7年3カ月ぶりの王者に返り咲けず、21勝(19KO)3敗3分けで現役引退を表明した。
(共同)