米労働統計局長の解任を命じる

【ワシントン共同】トランプ米大統領は1日、交流サイト(SNS)で、労働省労働統計局のマッケンターファー局長が雇用統計を改ざんしたと一方的に主張し、解任を命じたと明らかにした。1日発表の7月の雇用統計で景気動向を敏感に示す非農業部門の就業者数が市場予想を下回ったことに不満を示し「共和党と私を悪く見せるため操作した数字だ」とした。
トランプ氏が根拠を示さず統計に疑義を呈し、局長の解任に踏み切ったことで、米政府が発表する統計への信頼性が損なわれる可能性がある。非農業部門の就業者数が市場予想を下回り、市場では米景気の先行きへの懸念が高まっている。
(共同)