ガザ攻撃さらに強化姿勢

 記者会見するイスラエルのネタニヤフ首相=5月、エルサレム(ロイター=共同)
 記者会見するイスラエルのネタニヤフ首相=5月、エルサレム(ロイター=共同)


【エルサレム共同】イスラエルのネタニヤフ首相は4日、パレスチナ自治区ガザの戦闘について、イスラム組織ハマスの打倒や人質奪還などの目標を実現する必要性を主張した。近く治安閣議を開き、軍に目標達成を指示するとし、さらに攻撃を強化する姿勢を示した。地元メディアによると、ネタニヤフ氏周辺からは「ガザの完全占領を目指す」との意見も出た。
ネタニヤフ氏は政府の会合で述べた。目標にはガザを二度とイスラエルの脅威にならないようにすることも含まれる。イスラエル軍が実際に攻撃強化に踏み切れば、犠牲者の拡大や人道危機のさらなる深刻化につながることが懸念される。
イスラエルのメディアによると、ネタニヤフ氏周辺の高官らは「人質が拘束されている地域でも(軍は)活動するだろう」と指摘した。
イスラエルは軍事的な圧力を強め、膠着するガザの停戦交渉でハマスから譲歩を引き出すことを狙っているとみられる。
(共同)

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