岩手・大槌に「鎮魂の森」完成



東日本大震災で関連死を含め町民の1割近くに当たる1286人が犠牲になった岩手県大槌町で5日、屋外型の追悼施設「鎮魂の森あえーる」の完成式典が開かれた。
施設は防潮堤の前に盛り土した約1・4ヘクタールの小高い丘に広がり、遺族から同意を得るなどした1272人の名前を刻んだ芳名碑を設置した。
小雨がぱらつく中、式には町の関係者ら約50人が出席。平野公三町長は「震災の記憶を後世に伝え、犠牲者への祈りと未来への希望を見いだす決意を込めたい」とあいさつした。出席者は式後、芳名碑へ白いカーネーションを献花した。
芳名碑の周りには、町民になじみ深いアカマツやツツジを植樹した。
(共同)

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