群馬・伊勢崎で41・8度

関東を中心に5日、危険な暑さとなり、群馬県伊勢崎市は最高気温41・8度で国内最高記録を更新した。気象庁によると、埼玉県鳩山町でも41・4度を観測するなど、午後6時までに関東5都県の14地点で40度以上になり、1日当たりの地点数として観測史上最多となった。
6日も関東内陸部などで40度近くまで上がる恐れがある地域があり、熱中症への万全の警戒が必要だ。その後は前線などの影響もあり、徐々に極端な高温にはなりづらくなる見通し。
国内最高気温は7月30日に兵庫県丹波市で41・2度を観測し、記録を更新したばかりだったが、さらに上回った。40度以上の地点が出たのは今年6日目。年間で見た場合の地点の合計は24となり、最も多かった2018年の17を超えた。1日当たりではこれまで、22年7月や24年7月の6が最多だった。
北海道付近を東に進む低気圧に向かって暖かい空気が流れ込んだ。関東では風が山を越える際に高温になって吹き下ろす「フェーン現象」が発生したとみられる。
(共同)