さださん、長崎で復活コンサート

長崎市出身の歌手さだまさしさんは5日、被爆80年となり同市で19年ぶりに復活させるコンサートの開催を前に、報道陣に平和への思いを語った。「大切な人の笑顔を守るには自分に何ができるか、考えるきっかけになれば」と述べた。市内の浦上天主堂では同日、ピアニスト辻井伸行さんらが演奏会を開いた。平和を願う音楽活動が広がりを見せた。
さださんのコンサート「夏 長崎から」は2006年まで20回、広島の「原爆の日」の8月6日に長崎県内で開かれていた。さださんは報道陣に対し、原爆について「多くの一般人の命を奪うというのは許してはいけない」と強調した。
(共同)