御嶽山で初の火山防災訓練

2014年の噴火により58人が死亡、5人が行方不明となった御嶽山(3067メートル)で「火山防災の日」の26日、屋外スピーカー放送の確認や防災知識の普及を兼ねた火山防災訓練が初めて実施された。御嶽山がまたがる長野、岐阜両県や、防災科学技術研究所(茨城県つくば市)の関係者ら計約60人が参加した。
26日午前、登山口や登山道で自治体職員らがヘルメットの着用を呼びかけた。その後、山小屋や避難施設に設置されたスピーカーから災害を想定した訓練放送が流れ、音声がどこまで鮮明に聞こえるか確認した。
訓練は長野、岐阜両県や周辺市町村などでつくる「御嶽山火山防災協議会」が主催した。
(共同)