秋田県警元警視ストーカー認める

好意を抱いた女性警察官に付きまとい嫌がらせをしたとして、ストーカー規制法違反(ストーカー行為)と偽計業務妨害の罪に問われた秋田県警の元警視伊藤幸広被告(60)は27日、秋田地裁(岡田龍太郎裁判官)の初公判で起訴内容を認めた。
検察側は冒頭陳述で、被告は不倫関係にあった女性から別れを切り出されたため、女性と交際相手の男性を引き離そうと嫌がらせをしたと指摘。女性の自宅周辺で爆竹を鳴らし、嫌いなキュウリをばらまくなどの行為に及んだとした。
起訴状によると2024年5〜9月、女性が拒んだにもかかわらず自宅に押しかけたり、交際を迫るメールを送信したりしたほか、3回にわたり女性宅から火災が発生していると虚偽の119番をしたとしている。
被告は当時、県警の教養課長を務めていた。今年1月に書類送検され、依願退職。7月に在宅起訴された。
(共同)