首相、戦後80年大戦見解見送り

石破茂首相は、戦後80年を踏まえた先の大戦への見解に関し、日本が降伏文書に調印した2日の表明を見送った。これまで、国際法的に戦争が終結したのは1945年9月2日だとたびたび言及しており、この日に見解を示す見方が浮上していた。見解表明には依然意欲的で、引き続き形式や発表時期を模索する。
林芳正官房長官は2日の記者会見で、見解を巡り「メッセージの在り方は現時点で決まっていない。今までの談話の積み重ねも踏まえ、適切に判断する」と説明した。歴代内閣の歴史認識を引き継ぐとし「戦争の記憶を風化させず、二度と戦争を起こさせないとの観点が大事だ」と述べた。
(共同)