関脇若隆景「期待に応える」



大相撲秋場所(14日初日・両国国技館)で大関昇進に挑む関脇若隆景が2日、東京・両国国技館で取材に応じ「期待しているという(周囲の)声は耳に入っている。期待に応えられるように稽古していきたい」と抱負を語った。小結だった夏場所で12勝、先場所は関脇で10勝と安定した成績を残している。
7場所連続関脇で大関候補と期待された中、2023年春場所で右膝を負傷。靱帯再建手術を受け、同年九州場所で幕下から再起した。「結果だけで見たら順調に戻ってこられたと思うが、感覚的には相撲を取れない期間はすごく長く感じた」と振り返る。東関脇は膝を痛めた2年前の春場所以来となった。
膝を負傷してからは、患部に負担をかけないように前に出る相撲を心がける。「膝は特に大きな問題もない。けがの前と比べることはしないし、常に強くなりたいと思って稽古している」と前だけを見据えている。
現在は2横綱1大関で、昇進のチャンスは広がっている状況。福島県出身の新大関が誕生すれば、1881(明治14)年の若島以来で2人目となる。
(共同)

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