高校盗撮の記録媒体100点押収



栃木県立高校の教諭が盗撮した疑いで逮捕された事件で、県警が教諭宅や実家などから、100点超の記録媒体を押収したことが3日、捜査関係者への取材で分かった。多数のカメラを隠し、記録媒体を取り換えながら盗撮していたとみられる。教員による盗撮が相次いでおり、識者は「学校で盗撮は起きないという先入観が温床をつくった」と指摘する。
捜査関係者によると、古口大輔容疑者(38)は数年前から、インターネットでカメラの部品を購入して自作し、女子トイレや更衣室に設置したと示唆している。勤務校の女性教員が8月、トイレで1台を見つけ、学校側が県警に通報。計20台以上が発見された。容疑者の逮捕後、前任校でも11台が確認された。
カメラの多くは、天井の照明器具の裏にマイクロSDカードなどの記録媒体を隠し、レンズを外に露出させる形だった。
宇都宮地検は3日、性的姿態撮影処罰法違反などの罪で古口容疑者を起訴。起訴状によると8月、勤務校の更衣室で女性を盗撮したとしている。捜査関係者によると、更衣室の合鍵を自ら作っていた。
(共同)

最近の記事

茨城の求人情報