東京円、148円台前半

5日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=148円台前半で取引された。
午後5時現在は前日比16銭円高ドル安の1ドル=148円21〜23銭。ユーロは22銭円安ユーロ高の1ユーロ=173円06〜10銭。
厚生労働省が公表した7月の毎月勤労統計調査で実質賃金が上昇に転じたことで、日銀が早期利上げを実施しやすくなったとの思惑が広がり、日米金利差の縮小を意識した円買いドル売りの動きが出た。
午後にかけては、5日夜に米雇用統計の発表を控え、投資家の様子見姿勢が強まり積極的な取引が手控えられた。市場関係者は「米雇用統計は前回の結果が悪かったため投資家の警戒感が根強かった」と指摘した。
(共同)