新体操、鈴木歩佳「やり切れた」

新体操の世界選手権で団体総合を初制覇した日本代表の主将で、3日に現役引退を公表した鈴木歩佳(ミキハウス)が5日、都内で取材に応じ「やり切れた気持ちが大きかった。私を信じてついてきてくれたチームメートに感謝でいっぱい」と涙ながらに語った。
昨夏のパリ五輪出場を逃した後、去就を悩んだ末に現役を続けた。競技では大ベテランの26歳となり、体力面の不安も感じていたという。「困難があっても諦めずに戦う心は(仲間に)伝えられたかな」と振り返り、今後は「新体操の普及や経験を伝えることはやっていきたい」とした。
代表引退が発表されていた22歳の稲木李菜子(みどりク)も現役を退く意向を表明した。
(共同)