「福井先生のDNA継承」

 ノーベル化学賞受賞が決まり、吉野彰・旭化成名誉フェロー(左)と電話対談する北川進京都大特別教授=8日夜
 ノーベル化学賞受賞が決まり、吉野彰・旭化成名誉フェロー(左)と電話対談する北川進京都大特別教授=8日夜


ノーベル化学賞受賞が決まった北川進京都大特別教授(74)が8日夜、2019年に同賞を受賞した吉野彰・旭化成名誉フェロー(77)と電話で対談した。2人は1981年に日本人で初めて同賞を受賞した福井謙一さん(故人)の孫弟子に当たる。吉野さんが「おめでとうございます。福井先生のDNAを私たちは継いでいる」と語りかけると、北川さんは「その通りです」と応じた。
北川さんは「福井先生はいつも『応用をちゃんとやらないかん』とおっしゃっていた」と研究室での日々を振り返った。吉野さんは「しつこく言っていた」とうなずいた。
「今日は寝る暇がないよ。時間が取れるようになったら、また京都で会いましょう」と吉野さん。北川さんは「ぜひそうさせてください」と笑顔で応じた。
吉野さんは、リチウムイオン電池の研究が評価されノーベル化学賞を受賞した。
(共同)

最近の記事

茨城の求人情報

https://cpt.geniee.jp/hb/v1/207318/39/instbody.min.js" \n
\n
-->