立維国、首相指名で会談へ

石破茂首相の後任を決める首相指名選挙を巡り、立憲民主党、日本維新の会、国民民主党の3党幹事長は14日に会談する調整に入った。野党候補の一本化を模索する。関係者が13日明らかにした。一方、自民党の鈴木俊一幹事長は盛岡市で記者会見し、公明党の連立離脱を受け、高市早苗総裁が首相指名されるよう最大限努力すると述べた。連携を視野に入れる国民との幹事長会談を調整しているとも明らかにした。14日にも行う方向だ。
首相指名選挙は、衆院で単独過半数の議席を持つ政党がないため、決選投票になる公算が大きい。立民、維新、国民の3党が一本化すれば比較第1党の自民の議席数196を上回り、政権交代があり得る情勢だ。立民の野田佳彦代表は国民の玉木雄一郎代表への投票も選択肢だとして、維新を含めた3党首会談を呼びかけている。公明の動向も結果を左右する。
玉木氏は13日、野党候補一本化を巡り、野田氏との党首会談に応じる意向を表明した。立民との協力には安全保障とエネルギー政策の一致が不可欠だと訴えた。
(共同)