【ワシントン共同】トランプ米大統領は１４日、自身のＳＮＳで、中国が米国産の大豆の輸入を意図的に止めていることは敵対的だと非難し「報復措置」を講じると表明した。トランプ氏と習近平国家主席による米中首脳会談を今月末に控え、両国間の緊張は緩和したとみられたものの、駆け引きが依然続いている。
トランプ氏は、報復として食用油などの中国からの輸入停止を検討していると明らかにした。
大豆は米農産品の最大の輸出品目で、トランプ氏のこだわりは強い。２０２４年の大豆の輸出額は約２４５億ドル（約３兆７千億円）で、全体の約１４％を占めた。うち中国への輸出は約１２８億ドルで、半分以上に上った。
（共同）