インド首都で車爆発、13人死亡
【ニューデリー共同】インドの首都ニューデリーにある世界遺産「ラール・キラー(赤い城)」近くで10日午後6時50分(日本時間同10時20分)ごろ、乗用車が爆発し、地元メディアによると13人が死亡、約20人が負傷した。捜査当局は運転していた医師による自爆テロの可能性も視野に、詳しい状況を調べている。
報道によると、爆発が起きたのはラール・キラーに近い地下鉄駅の出入り口周辺。赤信号で停止した車が爆発し、周囲の車数台が巻き込まれて炎上したという。現場一帯は封鎖された。
シャー内相は当局に現場周辺の全ての監視カメラを調べるよう命じ「徹底的な捜査をする」との意向を表明。テロ対策の専門組織を現場に派遣した。モディ首相は11日「首謀者は法の裁きを受けるだろう」と述べた。
ラール・キラーは17世紀に建造され、壁に赤い砂岩が使われていることから「赤い城」と呼ばれる。日本人観光客も多く訪れる場所で、在インド日本大使館は在留邦人や出張・旅行者らに対し、安全確保に十分注意するよう呼びかけた。日本人の被害情報は入っていない。
(共同)












