自民と維新、9条改正へ議論開始



自民党と日本維新の会は13日、連立政権合意書に明記した「憲法改正条文起草協議会」の初会合を国会内で開き、9条改正や緊急事態条項創設に向け議論を深める方針を確認した。改憲条文案策定の加速を狙う。ただ両党間には9条改正を巡る見解に溝がある。野党からは与党主導の改憲を警戒する声が出た。少数与党の状況で、連立合意書に沿う日程で改憲が進むかどうかは見通せない。
自民の新藤義孝組織運動本部長は協議会後「改憲を前進させていくための協議会とすることで一致している。条文起草をめがけて作業する」と記者団に説明。今後のスケジュールには言及しなかった。
現在、衆院では改憲に前向きな勢力が国会発議に必要な3分の2を割り込んでいる。維新の馬場伸幸改憲実現本部長は、これまでの国会の憲法審査会を念頭に「緊急事態条項の議論は進んでいる」と指摘し、条文案作りを与党の責務だと強調した。両党は原則2週間に1回、協議会を開催すると申し合わせた。
(共同)

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