カーリング女子、決定戦で雪辱へ
カーリング日本女子のフォルティウスは9日の1次リーグ最終戦でノルウェーに9―10で惜敗し1位通過を逃したが、表情に暗さはなかった。10日(日本時間11日)の決定戦で雪辱すれば、悲願のミラノ・コルティナ冬季五輪出場が決まる。スキップの吉村は「絶対に勝てる。終わらせる」と話した。
6―3で迎えた第6エンドにショットの乱れが続いて、大量4失点。悪い流れになりかけたが踏みとどまり、第10エンドの最後に吉村がテイクアウトで2点を奪い、延長に持ち込む粘りを見せた。ただ不利な先攻の第11エンドは、相手が最終投で完璧なドローを中心に決めて決着がついた。
ノルウェーは11月の欧州選手権4位で、フォースは混合ダブルスで五輪メダリストの実力者だ。わずかな精度の乱れも逃してくれず、最終予選の厳しさを再認識した小谷は「自分たちを見つめ直す、いい機会になった」と受け止めた。
チームのキーワードは「前後際断」。過去と未来を断ち、今に集中する姿は決定戦で求められる。吉村は「あとはやるだけ。思い切り戦う」。歩みを信じて、大一番に臨む。(共同)
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