明治「生のときしっとりミルク」がヒット

 開発した商品を持つ黒須充春さん。「新商品を製造できる機械を探し歩きました」と話す=東京都中央区の明治本社
 開発した商品を持つ黒須充春さん。「新商品を製造できる機械を探し歩きました」と話す=東京都中央区の明治本社


カカオとミルクを混ぜ合わせて、やわらかいのにゆっくり溶ける独特の生食感を実現した明治の菓子「生のときしっとりミルク」が人気となっている。関東、中部、関西で売り出したところすぐに売り切れたため、2026年1月に全国に販路を拡大。水分含有率が業界団体の規定に該当せず、チョコを名乗れない。【共同通信=浜谷栄彦記者】
生チョコは一般的に賞味期限が短く、冷蔵保存が必要だ。開発した明治の黒須充春(くろす・みつはる)さんは「より多くの人に食感を楽しんでほしいと考え(28度以下で)常温保存できる商品にした」と語る。4枚入り、市場想定価格は356円。
全国チョコレート業公正取引協議会は水分含有率3%以下をチョコ、10%以上を生チョコと規定。含有率が3%超〜10%未満だとカカオの油分と生クリームの水分が分離し「チョコを作れない領域」と考えられていた。
今回は、その製造困難とされる含有率で生地作りを試み、開発に8年を要した。明治が保有する機械では形を作ることができず、お菓子以外の食品の製造機械を造るメーカーも訪ね歩いた。
原料を形にする過程だけでも5年をかけて、最終的に、強い力で水分を微細に分散させながら生地を練り込む独自の製法を確立。常温保存を可能にした。難産の末に生まれた商品だが「入社以来、新しい市場をつくるのが仕事ですから」と涼しげな顔で言う。福島県出身、42歳。(年齢と価格は2025年12月時点)
(共同)

最近の記事

茨城の求人情報

https://cpt.geniee.jp/hb/v1/207318/39/instbody.min.js"