中英首脳、関係改善へ転換
【北京共同=清水敬善】中国の習近平国家主席とスターマー英首相は29日、北京で会談し「長期的に安定した全面戦略パートナー関係」を発展させることで合意した。両政府が発表した。英首相の訪中は8年ぶりで、中国はこれを機に冷え込んでいた中英関係を改善する方針転換を鮮明にした。米政権が各国に関税圧力を加える中、中英は接近。経済連携を深め、貿易の安定を図る。
習氏は欧州各国と関係を強化し、4月に訪中するトランプ米大統領と対峙する構えだ。会談で習氏は「国際情勢は激変しており、中英は世界の安定のため対話を強化すべきだ」と述べ、中英関係は「新局面に入る」と強調。スターマー氏は「世界は試練の時を迎えている」と応じ、中国との協力拡大に意欲を示した。英国の台湾政策は変わらないと説明したという。
英政府は英企業が中国で金融や医療などサービス分野の事業を拡大することで合意したと発表した。中国側は訪中する英国人の短期ビザを免除する方針。英メディアによると、スターマー氏は中国に輸出するウイスキーの関税引き下げで進展があったと語った。英国への不法移民流入の解決にも共同で取り組む。
(共同)











