ハイチの黒人スキーヤー五輪満喫



20キロを力走し、確かな足跡を残した。ノルディックスキー距離男子のステベンソン・サバル(ハイチ)は、この競技では珍しい黒人選手だ。8日の距離複合では64位に終わったが、観客の歓声にストックを頭上で振り回して応えるなど初の五輪を満喫。開会式で旗手も務めた25歳のスキーヤーは「子どもの頃からの夢が現実になった」と興奮気味に語った。
雪と無縁のカリブ海の国ハイチに生まれ、3歳で養子に出されてフランスへ。養父母が暮らす雪深いボージュ県で、5歳の時にスキーを始めた。今は地元の高校で教育助手として働き、教え子たちと練習。IOCの奨学金も得て、競技を続ける。
2023年には世界選手権に初出場。当時は見慣れぬ黒人選手の存在に驚かれたというが、今では陽気な性格でファンの心をつかんでいる。
15年にはフランスに渡ってから初めてハイチを訪れて実母や兄弟と再会。度重なる大地震の被害や、政治的混乱などが影を落とす母国に「光を当てたい」との思いも力に、たどり着いた夢の舞台から「どんなことも成し遂げられる」とメッセージを送る。
(共同)

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