複合の渡部暁、五輪存続に使命感
ノルディックスキー複合の渡部暁斗(北野建設)は愛する競技の将来も思い、集大成の五輪に臨んでいる。強豪選手や人気が欧州の一部に偏る現状が問題視され、IOCは次回以降、五輪からの除外を検討しているが「全然賛同できない。欧州だけじゃない。日本もいる。最後までその姿勢を貫く」と熱弁した。
五輪の過去3大会でドイツ、オーストリア、ノルウェー勢以外でメダルを取ったのは、渡部暁と団体の日本のみ。「自分が割って入ることで競技を盛り上げる」との使命感も力に、戦ってきた。
複合の魅力を「するめみたいに、かめばかむほど味が出る」と表現する。ジャンプは瞬発力、距離は持久力と相反する二つの力が必要。それらを高める過程で「誰もが悩みを抱えながらレースに出る。その人間味にドラマが生まれる」からだ。
11日の個人ノーマルヒル後、視察したIOCのコベントリー会長に「面白かった」と声をかけられたという。「面白いレースを見てもらえたら、未来も少し明るくなる」。残る2種目にも、複合の伝道師として全力で挑む。(共同)
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