米国向けのツナ缶が始まり、はごろもフーズ
ツナ缶「シーチキン」で知られる食品メーカー。1931年に現在の静岡市で「後藤缶詰所」として創業。マグロの油漬け缶詰を製造し、米国へ輸出したのが始まり。(共同通信社=増井杏菜記者)
1958年に「シーチキン」を商標登録し「シーチキンファンシー」を発売。蒸したビンナガマグロが味も食感も鶏肉に近かったことから海の鶏肉の意味を込めた。「日本で初めてツナ缶に名前を付けて販売しました」(広報)
当時、国内ではマグロの油漬けを食べる習慣がなく苦戦。流通業界から「変な名前」「売れない」と厳しい声が上がるなか、サラダに合わせるなど食べ方を地道に提案。1967年、TVコマーシャルの開始を機に浸透した。
1970年代にカツオ、1980年代にはキハダマグロを原料とした商品も発売。手で簡単に開けられるふたも採用した。87年に現社名となった。“はごろも”は創業の地の近くにある景勝地・三保松原の羽衣伝説に由来する。
2000年代に入ると、油や食塩不使用の缶詰も販売。軟らかさを選べるパックご飯やふりかけ、ペットフードなど幅広い商品を展開している。
(共同)











