日常の小さな困り事を解決したい
「日常の小さな困り事を解決したい」。ピップ(大阪市)が昨年9月に発売した介護用品「ソエッテ トイレ汚れ防止パッド」が好評だ。便器に貼って排尿時の飛散や便座との隙間からの漏れによる床汚れを防ぐ。20個入りで店頭想定価格は770円前後。開発した坪井夏季(つぼい・なつき)さんにヒットのヒントを聞いた。(共同通信社=増井杏菜記者)
昨年12月の販売数量は発売月に比べて約2倍に。以前から介護用品を扱っていたが、在宅介護に特化した新ブランド「ソエッテ」を立ち上げた。
介護する人への調査で排せつ介助が負担と判明。「介護を受ける人に今後も、トイレでの排せつを続けてほしいと願う人が9割に上り、第1弾商品として考えました」。深く便座に座れなくなると前の隙間から尿が漏れて床を汚すことがある。「介護する人は掃除が手間に感じてしまうし、受ける人はトイレを諦めてしまうことがあります」
パッドは便座に合わせたゆるいカーブ形状にし、尿を吸収しやすい厚さ約6ミリのスポンジ素材を採用。便器に貼って使い、汚れたら剥がして捨てる。「前に1個貼るほか、量や飛散状況で両側にも貼るのがおすすめです」
汚れた部分に触れずに取り外せるようにつまみも付けた。顧客から「互いに嫌な気持ちになることが減った」「掃除が楽」という声が上がる。
「在宅介護される人もする人も快適に過ごせる商品を作りたい」。横浜市出身、37歳。
(共同)











