25年、世界の防衛費410兆円
【ロンドン共同】英シンクタンク、国際戦略研究所(IISS)は24日、世界の軍事情勢を分析した報告書「ミリタリー・バランス」2026年版を公表した。25年の世界の防衛費は物価変動を取り除いた実質ベースで前年比2・5%増の2兆6300億ドル(約410兆円)となり、過去最大規模。ロシアの脅威に対抗する欧州で増額傾向にあり、世界全体の2割以上を占めた。
ロシアのウクライナ侵攻から4年。ウクライナの防衛費は国内総生産(GDP)比21・2%に達し、突出して大きい。ロシアは防衛費の伸び率が前年比で鈍化したが、「戦力を維持している」と分析した。トランプ米政権は自国第一主義の下でウクライナへの援助を縮小。後押しを続ける欧州との温度差が顕著となっている。
米国の防衛費は世界最大の9210億ドル。トランプ政権は自国防衛にかじを切り、欧州とアジア太平洋地域の同盟国に防衛費増額を迫っている。
第2位の中国は2513億ドルで、アジアの防衛費の4割超を占めた。新型空母「福建」に加え、少なくとも9隻の新型主力水上戦闘艦を就役させた。
(共同)











