被害拡大防止「早い対処が必要」
水俣病や新潟水俣病の教訓を伝える環境省主催のセミナーが7日、東京都内で開かれた。熊本県の水俣市立水俣病資料館の語り部吉永理巳子さん(74)は、発生当初の調査や、住人への情報伝達が不十分だったことで被害が広がったとして「早い対処をすることが必要だ」と述べた。
吉永さんは、水俣病の原因企業チッソに勤務していた父が亡くなった。祖父も寝たきりになったが、周囲に知られるのが怖く、家に友人を連れてくることができなかったと振り返った。
新潟水俣病を伝える新潟県立環境と人間のふれあい館の藤田伸一館長(67)は、水俣病が遺伝するといった差別や偏見をなくすために「正しい知識を広めていくことが使命だ」と話した。
(共同)











