復興の願い、踊りに 小学校でフラガール指導
![フラガールからフラダンスの指導を受ける児童たち=つくば市前野](https://ibarakinews.jp/photo/13795088846938_1.jpg)
福島県いわき市の温泉施設・スパリゾートハワイアンズで活躍する女性ダンサー3人が18日、つくば市前野の市立前野小学校(関洋保校長)を訪れ、フラダンスを指導したほか、東日本大震災後に取り組んだ全国キャラバンの体験を語り、子どもたちに仲間同士の支え合い、頑張ることの大切さを伝えた。
フラガールが全国各地の小学校で出前授業を行う「フラガールきづなスクール」。福島復興の願いを込めたフラダンスなど2曲を披露し、同小の3〜5年生67人に踊り方を指導。子どもたちは基本ステップや腕の動かし方を学び、音楽に合わせて楽しく踊った。
3人は、一昨年、被災による施設の休業中に、全国125カ所で行った計247回の復興支援の公演について話した。鷺加織さんは「元の生活に戻れるか不安でいっぱいだったが、全国の皆さんが応援してくれた。環境の変化でつらいときはやめようとも考えたが、仲間の励ましがあったからこそ乗り切れた」と力強く語った。
フラガールの優雅な踊りを見た3年の正木さくらさん(8)は「人を明るくするために頑張っている人がいる。私もテニスをしっかりやりたい」と話した。(今橋憲正)